先日掲載した「バイク乗りの”髪型ペッタンコ”の悩みを解決する方法」の記事にて、
ヘルメット着用によって髪型のシルエットが潰れてしまう課題について触れてみましたが、
そこではプロの美容師(私の弟)のアドバイスのもと、色々と試してみて大きな効果があることがわかりました。
これを自分以外の人に試して効果を証明したいってことで、先日はカットモデルの方にモデルをやってもらい、そのプロセスと結果を撮影させてもらいましたので、今日はそのことについて書いてみます。
カットモデル撮影当日の様子
ということで、先日は初のモデルの方が来てくれてカット&セットさせてもらいました。
モデルになって頂いたのは、元美容師の若い男性アキトさん。
当日は弟の美容室で撮影準備&段取りを確認しながら待っていると、店の外で旧い2stサウンドが響いてきた。
建築関係の事業を経営しながら、バイクはハーレーとDT125に乗る好青年。当日はDT125に乗って2stサウンドを響かせながら来てもらいましたが、DT125も本人もとってもカッコよかった。
前回の記事でも述べたけど自分の経験上、ヘルメットのような被り物をしても髪型がペッタンコにならないための大事な要素(仮説)は
まず、カットについてはトップとフロントを長めに残し、サイドは短くツーブロックにする。
ヘルメットを被ることで最もペッタンコになってしまう部分はトップとフロント。
そして、「ペッタンコにならない」=「髪の毛が根元から立ち上がった状態に保つ」ということです。
本来、この「髪の毛を根元から立ち上がった状態を保つ」ためにはトップとフロントは短くした方が良いとされますが、ヘルメットを被るという条件だと逆になります。
ヘルメットを被らない状態であれば、トップ&フロントは短い状態の方が立ち上げやすいのは事実だけど、ヘルメットを被って一度髪の毛が「寝て」しまうと、短いほど元の「立ち上がった状態」に戻すことが困難になります。
そこで、立ち上げた髪の毛がヘルメットによって「寝て」しまっても元に戻しやすいように、トップとフロントを長めに残します。
じゃあどうやってヘルメットに抗するように髪を立たせるの?
ということについての2つの答え(仮説)は以下↓
まず1つめについて。
ヘルメットを被っても、トップとフロントは潰れるわりに意外と”サイド”は潰れないので、縦方向と横方向のシルエットのバランスが非常に悪くなります(サイドが膨らんだようにも見えてしまう)。
ということは初めからサイドを思い切りスッキリさせた方が、トップが潰れても縦方向と横方向のシルエットのバランスを保ちやすい。
つまり、サイドをスッキリさせることで相対的にトップが立っているように見せるということ。
そして2つめ。
長めのトップを立たせるために、とにかく立ちやすい整髪料を使う(笑)
今回は、サロン専売品(一般的な薬局やコンビニ等では売っていない整髪料)である物を3種類使用しました。
これが長い髪でもメチャクチャ立ちやすい。
但し「とにかく立たせれば良い」わけではありません。ポマードのように油でベッタリシルエットを作るようなやり方だと逆に潰れやすくなります。
ハードジェルのようにガッチリと固めるのもNG。同じように潰れやすいと同時に元に戻せなくなります。
重要なのは髪を可能な限りドライな状態にすること(水や汗、整髪料などでしっとりした状態にしないこと)
この状態で「根元から持ち上げる」ことができれば、被り物をしても髪型のシルエットが乱れにくい、もしくは乱れてももとに戻しやすいという仮説のもと、プロの美容師に実践してもらう。
基本的な方針としては、先述の通りトップとフロントは長めに残してサイドと後ろは短めにすることで、被り物をした後でもシルエットが乱れにくくなるようにデザインします。
特に今回のモデルあきとさんは
「髪を伸ばしてる最中なので短くしたくない」
とのことだったので、サイドとバック以外は切らず。
そんな感じでカット&セットした後にヘルメットを20分間被り、ヘルメットを脱いだ様子を記事末尾に↓
髪型の乱れは少なく、寝てしまった部分も手グシでササッと直せばフンワリとしたセットに元通りになる様子が見れます。
元美容師だけあって、普段は自分で切ったり知り合いに頼んだりするので「お金を払ってカット&セットを頼むことはほとんど無い」というアキトさん。
そんな元プロフェッショナルに「正直、こんなに効果があるとは思わなかったので驚いてます」と言ってもらえた!
今回出演して頂いて本当にありがとうございます!
そして続々と他の人にもカットモデルをやってもらう予定なので、その都度記事にしようと思ってます。
現在カットモデルを随時募集しておりますので、興味のある方は連絡ください<m(_ _)m>
それではまた!