ユーザーにとっての良い企業

1週間ほど前にアップルが新サービスプラットフォームを発表して大きな話題を呼んだ。世間では「発表されたサービスの殆どがサブスクリプション型サービス」であることが話題になっているようで。

現在最先端でビジネス展開している企業の多くは、提供しているものが「情報サービス」だから、サブスクリプション型にした方が、ユーザー側も提供側もお互いにストレスなくサービスを提供したり使ったりすることができるというのは至極自然なことである気はする。

 

しかし今巷では呪文のように「サブスクリプション」と叫ばれているけど、これの言いたいところは

「ユーザーはサービスを使っても使わなくても毎月お金を払ってくれるから、企業側にしてみれば”売り切りビジネス”より確実に儲かる。だからまだサブスクリプションビジネスを保有してない企業は早く取り組んだ方が賢明」

ということのような気がする。

要は企業側の視点で語られることがほとんどだ。

でもユーザーにとっては、その企業がサブスクリプションビジネスを保有してるかどうかなんてどうでも良い。

関心事はその企業が提供しているサービスが魅力的かどうかだけである。

話は変わるけれど、その一方で先日行った東京モーターサイクルショーでは、ヨシムラブースで流れていた音声が印象的だった。

手づくりによるモノ作りは無くなりつつあります。機械による作業だけであるなら、それは手作りとは言えません。ヨシムラの手作りは、非常に濃い想いが詰まったものだと言えます。

先に書いた「サブスクリプションビジネスを保有しているかどうか」はどうでも良いけど「手づくりビジネスを保有しているかどうか」これは意外と重要な要素な気がする。

このサイトのエンジニアリング部門のメンバーであるUは仕事でヨシムラに行くことが多いらしいんだけど、彼がはじめてヨシムラへ行ったとき、まず驚いたのが

「社員がみんな元気で幸せそうに見える」

ことだったそうだ。

 

さらに時は遡り、5年くらい前に「Hearts and Crafts」というフランスにあるエルメスの工房を捉えたドキュメンタリー映画を観たことがある(記事末尾)。

この工房で作られる商品は、その全てが手づくりだった。

感動的なBGMも親切なナレーションもなく、美しいフランスの田舎景色の中にポツンとある静かな工房の中で、ひたすら黙々と作業に打ち込む職人たちの姿を描く。

ここでも一番最初に感じたのが、職人たちの表情や語り口調がとっても穏やかで幸せそうに見えたことだった。

 

このとき筆者は仕事が辛くて辛くて・・・このフランスの片田舎で静かに&幸せそうに仕事をする職人たちが羨ましくて仕方がなかったのもあって、その時の印象を強烈に憶えている。

変化することを放棄してハイテク技術を無視すれば置いていかれるけど、何でも効率化させれば良いというわけでもないのかなと。

当たり前すぎて全く意味の無い結論。

 

そんなわけで、このサイトでの企画「SRをカスタムビルドするプロジェクト」でも全て手づくりで進めようかと思う。

 

それではまた!

 

 

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