幸せ度世界一の国デンマークの本と映画がブッ飛んでいて衝撃的

昨日「Hygge(ヒュッゲ)」という本を買った。

幸せ度世界ランキングNo.1を誇るデンマーク人が

「幸せとは何か?」

について綴った本で、表紙を見てさり気なくページを開いた瞬間に直管的に欲しいと思って購入。特に理由なし。

家に帰って風呂に浸りながら読んで楽しむ。

 

「所有すること」「他人よりも優れること」よりも「人とつながる」ことに価値を見出して、寒い夜にろうそくの灯を中心に家族や友人たちが集まり、シンプルで幸せな生活を送る様子が描かれる。

 

最近、デンマークというと二言目には

幸福度が世界で一番高い国

ということが取り沙汰されがちで、子供の頃に抱いた「レゴ発祥の国」というイメージから一気に幸せの国にランクアップ。

気候は寒く、冬には日照時間が僅か7時間という環境的には厳しいけれど人の心は豊かなデンマーク。

そう言えば教育水準は近隣のフィンランドが世界でもトップだし、やっぱり北欧の厳しい気候は人の心や知能を豊かにするのかもしれないと知った風な口をきいてみる。

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本を読みながらデンマークの豊かな風景を思い浮かべ、ゆったりと湯に浸かっていると、デンマークつながりで思い出した。何年か前に観た衝撃的なデンマークの映画

「アルマジロ」という映画。

こちらは一変して戦争映画だ。

アフガニスタンでの国際平和活動の一環としてタリバンと戦うデンマーク軍の若い兵士たちに7ヶ月間密着したドキュメンタリー。

「どうして戦争なんかに行くの?」

真面目な好青年が、裕福で温かい家族に名残惜しく見送られるシーンからはじまり、NATO管理下のアフガニスタン「アルマジロ基地」での青年の生活と戦闘がはじまる。

 

ドキュメンタリーながら、戦闘シーンは昔観た戦争映画(「プラトーン」や「フルメタルジャケット」等)と変わらず、機関銃や爆弾の爆音と「伏せろ!」の怒号が飛び交い、同じキャンプで生活を共にする仲間の兵士は爆弾で命を落とし、他の兵士の「両足が吹き飛ばされた」と隊長から連絡が入る。
若い兵士はタリバン兵を「ブタ」と呼び、敵兵を仕留めることに対してためらいや慈悲のかわりに悦びを表現する。

「戦闘が経験出来て良かった。退屈な偵察だけなんてうんざりだ」

まるでスリルを楽しむかのように振る舞い、爆弾で仕留めたバラバラになったタリバン兵の遺体を誇らしげに見下ろす。

好青年たちが戦闘で「ハイ」になっていく様子は衝撃的でもあった。

 

ホスピタリティに溢れ、優しく人と接することを楽しむデンマーク人を描いた本と、爆弾で敵を攻撃するスリルと興奮を楽しむ人間を描いたドキュメンタリー映画。

ともに発信元はデンマーク。

 

一つのことを色々な角度から見てみることは面白いけど、人間の心の奥底を「国」という括りで語ることにはやっぱり意味はないなと感じた夜。

 

 

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