ホントに面白かったけど、先日ブログに書いた時点では「アカデミー候補」だった。それが本当にアカデミー賞の四冠を実現させたみたいです。
凄い!ここ1週間くらい前までネットではちょっとした騒ぎになってたけど、これは英語以外の作品では史上初。
更にこの作品はカンヌ国際映画祭でも最高賞のパルムドールも受賞してるから、もう凄すぎて羨ましすぎて何も言えない。
ちなみに日本作品でのアカデミー受賞作品は、ここ20年以内の最近だと「千と千尋の神隠し」と「おくりびと」。
40年くらい遡ると黒澤明作品が並ぶけど、複数の賞を受賞した作品は日本の作品では存在せず、そもそも英語以外の言語では殆ど受賞した実績はないのが実態だったみたい。
是枝裕和監督の「万引き家族」が2018年にカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞したのも記憶に新しいけれど、こちらも大騒ぎになった。でもアカデミー賞では受賞していない。
だからカンヌ国際映画祭のパルムドール、アカデミー賞の四冠を同時に総取りすることがどれだけ凄いことなのかよくわかる。
これからはどんどん「国」「言語」の境界だけでなく「ドキュメンタリー」と「フィクション」の境界や「実写」と「アニメ」の境界も、はたまた「映画」と「それ以外の映像」もいろいろな境界が薄れていく時代に入っていくのだろうと思う。
そういえば日活最盛期の時代は日本でも「テレビ俳優」と「映画俳優」にはしっかりと境界があって、映画俳優の方が断然格上だったそうな。映画俳優はメチャクチャ威張っていたという話を昔本で読んだことがあるなぁ。あんま関係ないけど。
どんな作品が映画祭で受賞するのかはともかく、個人的には英語圏以外の映画を観ることは大好きで、ヨーロッパ、アジア、南米、中東など幅広く観るのが好き。
だから英語圏以外の作品が世界で脚光を浴びることは本当に嬉しいし何だか希望も湧いてくる。
個人的には小難しい作品はあんまり好きではなくて、知らない国の知らない土地を旅行したような気分になれる作品が大好き。
もちろん、どんな作品が映画祭で賞を受賞するのかなんてわからないけど、その国の言語や文化に馴染みのない人が観るのであれば、日本を旅行しているような気分になれる作品は国際的に見て価値があると思う。
そういう作品なかなか無いので自分で創ってしまいたい、とビッグマウスで閉店ガラガラ。