ヤバい・・超面白い暴走族映画「ゴッド・スピード・ユー」を観た!

ヤバイ・・・超面白い暴走族映画を見てしまった・・・旧車が惜しげなく登場する暴走族映画というのは観ていてどれも楽しいですが、中でも「本物の暴走族が主演のドキュメンタリー」が面白い。今回観たのは

「ゴッド・スピード・ユー」(1976年製作)

15年前ヨンフォアに乗りたてのころに一度観ました。でもその当時はとにかくゼッツー(RS!)の走行シーンが見たくて見たくて、インタビューやヤキ入れシーンなんか早送りで飛ばして観てました。

それが昨日たまたま何気なく観てみたら、Z、CB、マッハなどの旧車の走行シーン以外も面白い。とにかく映画として面白い。いや、本当に心底驚いた。うまく言えないけど、旧車を抜きにしても単純に凄く面白い映画です。

ドキュメンタリーって、まずは事実をもとに作るのが大前提(当たり前だけど)。だから面白おかしくなるように演出を加えるほど、それはドキュメンタリー映画からは遠ざかっていくものだと思ってます。それ故にドキュメンタリーは演出が少ない分ドラマなんかと比べると坦々としていて「退屈」と感じることも多いです。

でもこの映画「ゴッド・スピード・ユー」に関しては「退屈」と感じるところがほとんどなく、走行シーンから、インタビュー、親への反抗、先輩から後輩へのヤキ入れ、ケンカ、仲間同士ではしゃぐ姿など、全てのシーンで完全に引き込まれてしまいました。ナレーションが全く無いのもすごく良い。ナレーションが入るとなんかわざとらしくなるから嫌いなんです。

いったい何がそんなに面白かったのか?考えてみると、どうも出演している十代の若者たちの表情や動き、語り口調にあるような。普通は素人がカメラを向けられたら嫌でもカメラを意識するものだし、インタビューを受けたら「人に見られる」ことを意識して言葉を選ぶと思う。でもこの映画の登場人物たちはそれが殆ど感じられない。当時の暴走族の日常をそのまま写してるような感じで、リアルすぎるくらいにリアル。

少年たちはカメラに向かって語りながらも、それがカメラであることを殆ど意識していない。カメラマンも監督もすっかりブラックエンペラーの構成員に同化して、彼らがスタッフを仲間の一員と捉えていたのかもしれない。

映画の後半。ブラックエンペラー幹部とその後輩が揉めるシーンあたりから、「これ、本当にドキュメンタリーなのかな・・・?」と懐疑心が生まれてきました。ドキュメンタリーらしい緊迫感に溢れているし、本気で顔面を殴ったり蹴ったりするので演技には見えない。でもちょっと面白すぎる。なんかドラマを観ているような気分になってきて、そんな風に感じてしまいました。

「ヤラセっぽい」「わざとらしい」からではなく、面白すぎてドキュメンタリーっぽくない映画を初めて観た貴重な体験でした。

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