マジか・・・・イランを代表する映画監督アッバス・キアロスタミが2016年7月4日に亡くなったという・・・・享年76歳。
アッバス・キアロスタミ監督は1987年の「友だちのうちはどこ?」「そして人生は続く」「オリーブの林を抜けて」から、最新作は日本を舞台にした「ライク・サムワン・イン・ラブ」(2012年)など、20本以上の映画を撮り続けた。
キアロスタミ監督の作風は静かだが優しくユーモアがあるところに特徴があり、個人的に一番好きなのが「友だちのうちはどこ?」(1987年)。
小さな少年が学校から家に帰宅すると、間違えて友達のノートを持ち帰ってしまったことに気付いて、
友達の家の場所もわからぬまま、ノートを届けるために隣町の友達の家まで単独の冒険に出るという物語だった。
美しいイランの情景を背景に、怖くて威厳のある大人の世界を小さな子供の視点で描かれる。
これがすごく面白くて、観終わった後に友達を家に呼んで見せたら「面白い!」と評判が良かったのが懐かしい。
キアロスタミ監督はこの作品をきっかけに日本でも有名になりました。
そして日本を舞台にした最新作「ライク・サムワン・イン・ラブ」(2012年)は観ていないけど、これを機会に観てみようと思う。
親日的で小津安二郎の大ファンのキアロスタミ監督は、ドキュメンタリー「5 five ~小津安二郎に捧げる~」を2003年に発表していた。
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