おれは躁鬱病患者か?!と思うくらい、最近やる気のある時と無い時の差が激しいです。
そして、やる気が無い時にほぼ間違いなく共通しているのが、仕事のプレッシャー、スランプなどの「ストレス」が掛かっているとき。
ストレス→不安→動けなくなる→更にストレス→不安→・・・
という悪循環ループにはまったときは最悪で、なかなか抜け出せない。
「引きこもり」がなかなか社会復帰出来ないケースが多いのも、上の図式が働くからだと思う。
だから一般的にはこう言われます。
ストレスは悪いもの。ストレスは可能な限り避けるべきもの。
好きなことをやって、毎日ワクワクしよう!やりたいことやろうぜ!という風潮が日増しに強くなってきているのも、「ストレスは悪いもの」という認識と無関係ではないと思う。
そんな「避けるべきストレス」について、以前に衝撃的かつ面白くて役に立つこと間違いなしの本を読んだので紹介する。
ストレスにヤられているという人は絶対に読むべし!!!
「スタンフォードのストレスを力に変える教室」で「ストレス」は本当に悪いものなのか?を検証する
スタンフォード大学教授のケリー・マクゴニカル教授は、世間一般の認識の通り「ストレスは体にも心にも悪影響を与える悪いもの」という認識を持っていた。
この人は女優でもモデルでもなく大学の教授です。信じられません。大学の教授って白髪でメガネかけたお爺さんのはずなのに。こんな女の人が教壇に立ったら授業に集中なんて出来るわけがない。
話を戻しまして、ある日ケリー教授が論文を読んでいると、ストレスが寿命へ与える影響について調査した論文が目に留まった。
その論文にはこんな調査結果が記されていた。
強いストレスにさらされている人と、比較的低いストレスのなかで生きている人。どちらの方が早死にするか?
そんなの簡単よ。強いストレスのなかで生きている人の方が寿命が短いに決まってるじゃない(Byケリー教授)
正解です。
強いストレスのなかに生きている人の寿命は、そうでない人よりも寿命が大幅に短かった。
ところが、データを良く調べてみると、飛び抜けて寿命が長いグループが見つかったという。
そして、そのグループは「ストレスが強い人」方に属する人たちだった。
ストレスが強い人は全体的に早死にする傾向は見られたが、その「ストレスが強い環境にいる人」に属するのに、全体のなかで飛び抜けて寿命が長い人たちがいる。
同じ「ストレスが強い環境にいる人」なのに、寿命が著しく短い人と長い人に分かれる要因は何なのか?
その論文のなかではこれを詳細に調査していた。
結論を言うと、その違いの要因とは「ストレスはイヤだけど自分を成長させる」「自分を強くする」と信じているかどうかだった。
つまりは、「ストレスは悪いもの」と考えている人がストレスが強い日常に置かれると健康を害してしまうかど、「ストレスは良いもの」と信じる人が同じ状況下に置かれると、逆に健康になってしまう。
そんな衝撃的な内容だった。
この調査結果を見て衝撃を受けたケリー教授は、更なる調査に乗り出す。
寿命だけでなく、仕事や勉強の業績や幸福度にはどう影響を与えるのか?
同じストレス下でストレスの捉え方を変えるとどうなるのか?ストレスの捉え方は変えずにストレス度合いを変えた場合は?
など、あらゆる条件での調査を行った驚愕の結果と経緯が記録された本。
詳細は本を読んでもらうとして、人間の心って本当に柔軟で強いものだと感心することしきりだった。
希望が沸いてくる。才能や適正や性格なんて気にしなくても、自分なりのパフォーマンスをあげる方法はあるんです。
超おススメ本です。著者が女優並みにキレイということを差っ引いても最高です。特にストレスにヤラレテいる人、落ち込んでいる人、プレッシャーに押しつぶされそうな人は必見!
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