先日、タイムトンネルへ取材へ行ったその足で、エンジニアの友人Uと打ち合わせしてきました。
先日記事に掲載した通り、SR400(500)をカスタムビルドしようというnostalgicbike.com企画の、具体的なアクションプランを立てるのが目的です。
ビルド作業そのものは、基本的に友人Uにお願いすることになるので、まずはイメージの擦り合わせをして、そこから具体的なアクションプランに落とし込むわけです。
タイムトンネルは世田谷の用賀にあるので、取材が終わるくらいのタイミングに合わせてそのまま用賀にて待ち合わせ。
ただ、ボクが取材に夢中になってしまい、待ち合わせ時間ギリギリまで取材が終わりそうになかったので、取材の合間に連絡してタイムトンネルの隣にあるデニーズまで来てもらいました。
タイムトンネルの星川さんにDT1のエンジンをかけてもらったり、話し込んでいるうちに、気付くと待ち合わせ時間を軽く45分オーバー。
ふとLINEをみると、Uからこんなメッセージが・・・
名残惜しみつつタイムトンネルをあとにして、隣のデニーズに入り、友人を見つける。
編集部「HaHaHa!!ゴメンゴメン!待ったぁ?」
友人U「待ったよ。思い切り。」
そこは気心の知れた友人なので、笑って済ませつつ打ち合わせを開始。
友人U「まずさ、ビルドするSRの位置付けを教えてよ。
カスタムビルドしたSRを売るのか?お前が乗るのか?飾るのか?
それによって内容が変わるからさ。」
編集部「基本はおれが乗りたい。
といっても個人で乗ると言うよりもnostalgicbike.comのマスコット車両的な位置付けにしたいね。
この車両で取材に行ったり、カスタムしてネタにしたりね。
だから最低限は「ちゃんと走ること」。でも他人に売る訳じゃないから、完成度はそこまで高い必要はないかな。
多少不具合があっても直せば良いし。」
友人U「なるほどね。ざっくりのイメージはわかったよ。
そうすると、次はベースをどうするか?って話になるね。
やり方としては大きく分けて2通りある」
カスタムビルドは2通りのやり方がある。
友人U「ひとつめはカスタムベースになる車両を仕入れて、それを仕上げる方法。
ふたつめはフレーム、エンジンからバラで仕入れて組み上げる方法。
大きく分けてこの二つだね。
もしひとつめの、「ベース車両を仕入れる」なら車両の状態はどの程度のものをイメージするか?っていうのも決める必要があるね。
それによって作業内容とか、カスタムの自由度とか変わってくるよ」
編集部「コストっていう視点で考えるとどう?
お互いに仕事も家庭も持ってるから、少しくらい時間掛かっても良いから極力経済的な負担が少ない方法にしたい。
まずは毎月の小遣いで出来る範囲かな。」
友人U「ふんふん。」
編集部「例えばさ、同じ「40万円掛かる」でも、一括で40万円用意するのと、毎月2万円ずつ2年掛けて仕上げるのではインパクトが違うじゃない?
トータルの額は大きくても、毎月少しずつの方が互いの負担は少ないし、キツイと感じたら手を引いたり休止できる方が良いと思うかな。
そもそもオレ、嫁にこのプロジェクトの話してないから。
だからいきなり「40万用意しろ」とか言われてもムリ。
そんな出せるわけないじゃん。ふざけんじゃねぇよ。」
友人U「一時間遅刻してきていきなりキレんなよ。そんなことにはならないから大丈夫だって。それに費用は折半なんだから」
編集部「もちろん、分割払いってやり方もあるかもしれないけど、その場合は債務を負うわけだから、途中でやめても当然お金は出ていくもんね。」
友人U「そうするとフレームからバラで少しずつ仕入れて組み上げる方が有利かもな。
事前に中古車両とかパーツとか調べてみたんだけど、ベース車両ってやっぱりそれなりに高いんだよ。
でもフレームから仕入れる場合は、それぞれのパーツは高くても数万円で手に入る。
ただし、このやり方だと1年じゃ終わらないと思うけどな。
じゃあペース車両を仕入れると早く終わるかと言うと一概にはそうとも言えない。」
編集部「なんで?」
友人U「もちろん、程度の良いペースを仕入れることが出来ればスムーズに進むだろうけど、当然程度の良い車両はそれなりの価格になる。
だから、ボロボロの不動車でも良いからって安い車両にした場合は、バラすのが大変なんだよ。」
編集部「そうなんだ・・・」
友人U「程度にもよるけど、酷い状態だと組み上げるよりもずっと骨が折れるよ。」
編集部「じゃあフレームから組もう」
友人U「その方が良いかもね。
バリバリにカスタムしたいなら、その方が目指すカスタムに合わせたパーツも探せるからね。
あとは目指すカスタムはどうしようか?
おれだったら倒立フォーク組んで足廻り固めてバッチリ走る系が良いな」
編集部「うーん・・・基本はヴィンテージ風のカスタムが良い。Bobberとかカフェスタイルもやりたいし、国産70年代風にもしたい。
だからいっそのこと全部やりたい!」
友人U「?Bobberとカフェと国産70年代風・・・?想像出来ねぇや・・・」
編集部「ほら、パイセンのCBも70年代国産風のカスタムに英国風のカフェの雰囲気も混ぜた感じにしてるじゃない?
編集部「おれの場合は、例えば基本はBobberなんだけど、ハンドルはカフェ風のセパハンで、テールランプはゼッツータイプで、タンクは日照カラーでフルカウルでブチアゲでラッパ付きとか」
友人U「それは・・・カッコいいのか・・・?」
編集部「カッコいい!まあ日照カラーにフルカウルとラッパは言い過ぎだけど、ふざけてるわけでもないよ。例えばBobberなのにタンクはホークのヤカンラインなんてカッコ良くない?」
友人U「よくわかんない」
編集部「ホイールもゴールドのセブンスターキャストとか入れたい!
まあでも全体的なバランス考えると、ノーマルのキャストの方がカッコいいかもしれないけどね」
友人U「どっちにしてもスポークじゃなくてキャストにはこだわりたいんだね」
編集部「そうだね」
友人U「じゃあもう早速フレームを中古で探して、良いのあったら仕入れよう。
となるとフレームは塗装しなきゃな。
一般的にはウレタン塗装かな。ブラストとか特殊なやり方はまずは外しておくとしても、概算のコストは知りたいなぁ。
誰かたけぞうの友達で塗装できる人いない?
別に今すぐ頼むわけじゃないけど、まずはどのくらいの相場か感覚を知りたいから、聞いておいてよ」
編集部「あ・・・テクさんが板金屋さんだから聞いてみるよ」
友人U「たのむわ。」
この後SRのカスタムの話から、サイトの事業化の話へ脱線し、更にカスタムショップの立ち上げや、なぜかバーやアパレル開業の話まで発展し、打ち合わせという名の無駄話に盛り上がりを極めました。
盛り上がると腹が減るっってことで、このあと中学時代の友人が営むラーメン屋へ移動しました。
その時の様子は次回!ではまた!
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